クロールを長距離楽に泳ぐコツ

  • 2018年5月30日
  • 2018年9月20日
  • How To

身体をしっかり伸ばすことを意識する

クロールの姿勢はヘソのあたりを少し引っ込めるような感じにして身体がまっすぐ一直線に近くなるようにする。頭を上げ過ぎると水の抵抗になり、下げて過ぎる(水面に入れ過ぎる)と背中が曲がって肩や背中が水の抵抗を受けてしまいます。目線は真下よりやや前方を見るように。

人差し指から水をカットするように遠く(前の方)へ入水

クロールの手は人差し指から入水する。人差し指で入水すると手のひらが少し外側に傾きますが、これが水の抵抗を減らしてくれます。水面を叩くように手を入水させると気泡が発生するので、水をカットするように入水し、伸ばした手は水面よりやや下の位置で伸ばす。入水する際は、肩をぐいっと前の方に入れるようにすると、遠く(前の方)に入水できます。

伸ばした指先に体重をかけるイメージ

手を伸ばしたらすぐにかき始めず、水面をスーッと滑るような感覚で手のひらの気泡が少なくなってからかき始める。但し、手を伸ばしてかき始めるまでの時間が長すぎると失速し、フォームも崩れるのでスピードが乗っている間にかき始めるように。

一直線の棒のようにかくと無駄な方向に力を消費してすぐに疲れる。かき始めは力まず指先に体重をかけるイメージで、少し肘を残すように腕を回します。

水を後ろに書き出す時に力を使う

手を回転させる時の力の入れどころは水を後ろにかき出す時、つまり前に進む力が生み出される時。手のひらが下を向いている時に力を入れても前方向への推進力にはなり難いので、その時に無駄な力を使わないようにします。

S字プルではなくストレートプル?

クロールはS字を描くように掻く、S字プルが良いと教えられてきましたが、S字プルよりも直線に掻いた方が水の抵抗を抑えることができ、より効率的に推進力を得られるそうです。

速く泳ぐなら無理に一直線に掻こうとするのではなく、前に伸ばした手をそのまま後方に真っ直ぐ押し出すような感じで掻くイメージで。長く泳ぐならS字プルの方が良いそうですが、このへんは人それぞれかもしれません。

バタ足は足首を内側に向けて水を蹴る面積を広く

2枚の画像を見比べて下さい。足が真っ直ぐの時と内側に傾けた時とでは、水を蹴る面積が違います。効率よく推進力を得るには内側に傾けてキックをする。
クロールのバタ足 クロールのバタ足

呼吸の際に顔を出す瞬間までに息を吐く

クロールは息継ぎをマスターできなければ上達しません。呼吸を顔を出した時に吐くと吸うを行わないように。顔を出した瞬間までに息を吐き、顔が出ている間に吸います。水中であまり早く息を吐きすぎると苦しくなるだけではなく、浮力も落ちてしまうので顔を出す直前半回転位から吐き出すと良い。顔を出して呼吸している時は、伸ばした腕に頭を乗せるような感じにする。