旅行で一週間留守にする場合と違い、別荘等を長期間留守にする際には以下に注意しましょう。
長期間留守にするまえに
- 念入りに掃除をする
普段よりも念入りに掃除をする。ゴミや食べ物等、臭いの元になるようなものは極力置いておかないようにする。 - 水分をしっかり拭き取る
湿度の高い季節や沖縄の家を長期間留守にする際には、特にカビの発生しやすいところはしっかりと水分を拭き取るようにしましょう。 - 冷蔵庫の中は極力少なく
理想は空にすることですが、難しい場合は冷凍できるものであれば冷凍する。庫内が空になったとしても結露するのを防ぐために冷蔵庫のコンセントは抜かないように。また、食べ物の破片等が残っているといけませんので、台所用のアルコールで拭き掃除をします。 - 排水口はラップで塞ぐかトラップシールドを投入する
排水管に悪臭や虫等が上がってこないようにする為に、トラップと呼ばれる水を貯めておくところがあります。この水を封水と呼びます。しかし長期間留守にしているとトラップ内の封水が蒸発し、下水の悪臭が上がってきてしまいます。一度悪臭が発生してしまうと壁紙やファブリック等が臭いを吸収するので厄介です。それを防ぐ為に、ラップ等で排水口を塞ぎます。また、トラップシールドという便利なものがあります。使い方は簡単で、排水口にトップシールドを流し入れるだけで、封水の蒸発を長期間(2~3ヶ月位ですが、条件によります)防いでくれます。トイレは掃除した後ラップやビニールで水が蒸発しないよう密閉しておきましょう。 - ネットワークカメラを設置する
多少費用がかかりますがネットワークカメラを設置して、遠隔地からでも状況が確認できると安心です。
沖縄の場合
沖縄は湿度が高く、台風の影響を受けやすい。カビは湿度70%以上、気温25~30度位の風の無い所で発生しやすくなりますが、沖縄の場合1年間でこの条件に当てはまる日が意外と多いのです。沖縄の家を長期間留守にする際には以下に注意しましょう。

- 除湿機運転しっぱなし
タンクの水を自分で取り出すタイプの除湿機は留守中に排水ができないので駄目。連続排水の機能がついた除湿機を利用します。排水は洗濯パンの排水等を利用すると良いでしょう - 衣類の管理に注意
衣類は選択してクローゼットは開けっ放しに。革製品はカビが発生しやすいので長期不在中は注意が必要です。 - 部屋の中の物は最小限に
断捨離って言葉がありますが、物を購入すると言うことは、それが部屋の中のどこかのスペースを使うと言うことを忘れないように。ものが増えると掃除の手間も増え、風通しも悪くなります。汚れや風通しの悪化がカビを誘発するので、家の中のものは最小限にしましょう。 - 台風対策は万全に
台風シーズン中に長期留守にする際には、強い風雨による水の侵入を防ぐ準備をしておきましょう。窓のサッシや換気口は念入りに養生テープや新聞紙等を使ってガードしておきます。不在中に台風が来て水漏れし、下の階に被害を与えることが無いように。 - 別荘管理会社を利用する
湿度が高く台風の影響を受けやすい沖縄の場合、別荘管理会社を利用することをおすすめします。沖縄には多数の管理会社が存在します。1回5,000円~10,000円位のコスト(広さにや地域よります)が発生しますが、空気の入れ替え、カビのチェック、台風対策、台風通過後の散水等を代行してくれます。
寒い地域の場合
寒い地域の別荘は水道の凍結防止対策を行う必要があります。水道、給湯器等の水抜きを行います。また、トイレ等、完全に水抜きが難しい箇所には不凍液を入れて凍結の予防をします。
寒冷地で長期間留守にする際に、凍結防止策を怠ると痛い出費が待っています。